中途失聴者・難聴者の集い

 去る平成25年11月13日(水)に、山口市のしらさぎ会館で毎月第2水曜日に行われている中途失聴者・難聴者の集い(※1)にて、 「きこえと補聴器」をテーマに、難聴や補聴器の基礎知識、補聴器を装用しての生活、きこえの工夫などについてお話しました。
参加者の方々は、御自身のきこえについて考えたり、日常生活での疑問や不安の声もありました。 また、耳マーク(※2)の利用や磁気ループ(集団補聴)システム(※3)の設置が山口市は少なく、それらの設置をより多くすすめる運動をされている方からの話もあり、 私自身も勉強になりました。(萩市には「循環まぁーるバス」という磁気ループを搭載したバスが2台あるそうです)

(言語聴覚士 久保 千恵子)


※1 中途失聴者・難聴者の集い
日時 毎月 第2水曜日
時間 13:00 〜 15:00
場所 しらさぎ会館 4階多目的教養室
内容  人生の途中で事故や病気、その他の理由で聴力の落ちた方や、一緒に思いを語りませんか。
 お話の内容は、すべて要約筆記によってパソコンで表示されますので、安心してご参加ください。

対象:山口市にお住まいの中途失聴者・難聴者
参加費:300円
申込・お問合わせ:社会福祉センターしらさぎ会館(津守・加藤)
TEL:083-922-3666
FAX:083-922-3669

※2 耳マーク
 聞こえが不自由なことを表す、国内で使用されているマークです。
聴覚障害者は見た目には分からないために、誤解されたり、不利益を蒙ったり、社会生活上で不安が少なくありません。
 このマークを提示された場合は、相手が「聞こえない」ことを理解し、コミュニケーションの方法に配慮する必要があります。

※3 磁気ループ(集団補聴)システム


磁気誘導ループ(ヒヤリングループ)が設置されていることを示すサイン
 磁気ループ(集団補聴)システムとは、集団の中で「聞こえ」を効果的に支援する装置です。 聴覚に障害のある方、高齢者のみでなく、難聴者などで、補聴器を利用されている方が、周囲の騒音・雑音に邪魔されずに、補聴器に直接音声が届きます。 聴覚に障がいのある方、高齢者、難聴者などの「情報保障」のために役立ちます。